経営会議の運営レベルが明日の病院経営を決定すると言う認識で経営会議を行うことが重要である。
経営会議は本来、院内の経営管理の核となるものである。経営幹部陣が病院の現状を正確に把握し起こり得るであろう経営環境変化を分析し、今後の戦略を打ち立てる機能を経営会議は担うのである。経営悪化要因を分析すると主に院内に経営サイクルが構築されていない場合が多い。
ステップ
内容
1.現状分析・計画

自病院の現状を分析する。
財務状況、および財務状況をもたらした要因(マーケットとの適合度、診療報酬適合度、院内機能の発揮度、部門連携度など)を明確に分析し、自病院の現状を客観的に見つめなおす。

2.改善策の実施

現状分析から改善策を立案
改善策の立案とは、成果、担当者、スケジュールを設定し、実施に向かって意識改革を行う。

3.成果の確認

改善策の実施と成果の確認
改善策の成果レベルの確認とその成功要因、失敗要因を明確にするとともにその成果レベルを維持するためのシステム化をすすめていく。

4.再計画

成果目標の再検討と挑戦
成果レベルの再検討をしながらその成果に対する取組みを決定し、更なる目標に向かって挑戦していく。

部門の進化によって部門連携の新テーマが生まれるために、この活動は病院が継続する限り永遠に続くことを認識しなければならない。

会議では、インプット(情報)があれば必ずアウトプット(戦略)が生まれ、このアウトプットが病院の業績に直結する。インプットからの変換機能を常に高める努力をする。
会議名
目的
参加者 開催頻度
経営会議

1.戦略決定
2.戦略目標推進チェック
 (財務体質の改善目標管理含む)
3.経営陣の経営能力向上

経営陣 1回/月
部門長会議

1.経営会議決定事項の周知徹底
2.部門連携、調整テーマの討議
3.運営レベルでの調整と討議
4.部門長の経営能力向上

各部門長 1回/月
部門連携会議

1.部門連携改善・強化

部門連携メンバー 1回/月
部門別改善改善活動の小会議

1.部門改善活動の推進

部門別改善活動推進メンバー 随時、ミーティング